100日間、本当にあっという間の時間でした
娘が生まれてから、あっという間に過ぎ去った100日間。毎日が手探りで、夜泣きに一喜一憂し、抱っことおむつ替えの合間に在宅ワークをこなす――そんな目まぐるしくも愛おしいドタバタな日々を経て、ようやく一つの大きな節目を迎えました。
一生食べ物に困らないようにと願いを込める「お食い初め(百日祝い)」。
最近では、スマホ一つで豪華な献立が自宅に届く「お食い初めセット」も非常に人気です。プロの手による美しい仕上がりや、準備の手間を省けるメリットは計り知れません。しかし、私たち夫婦が選んだのは、「あえて自分たちで手作りする」という、最高に贅沢な道でした。
理由はとてもシンプルです。「せっかくだから、お祝いの膳が完成するまでの過程も、家族みんなでイベントとして楽しんじゃおう」という、ゆるくて前向きな好奇心でした。今回は、実家の両親の力も借りながら進めた、まったりとしたお祝いの様子を、ゆるっと書いていこうかなと思います。
家族で役割分担!「チームお食い初め」の結成

手作りお食い初めの醍醐味は、誰か一人が頑張るのではなく、家族それぞれが得意なことや「やってみたいこと」を持ち寄って一つの膳を完成させる、その「過程」にあるかなぁと思います。今回は私の実家に集まり、三世代が台所に並ぶ賑やかな料理時間となりました。
家族それぞれの担当メニュー
- お赤飯:私の母
お祝いの席には欠かせないお赤飯は、ベテランである母にお願いしました。炊き上がった時のあの独特の香りが実家に広がると、「あぁ、本当にお祝いなんだな」としみじみ実感が湧いてきます。 - お吸い物と鯛:妻
お祝いの主役である「鯛」の調理と、繊細な味付けが必要なお吸い物は妻が担当。 - 煮物(煮しめ):私(パパ)
そして私は、彩り豊かな煮しめを担当することにしました。
パパが「煮しめ」を志願した、動機

なぜ私が煮しめを選んだのか……それは、「飾り切り」がしたかったからです笑。
人参やれんこん、しいたけの飾り切りをしたい、ただそれだけの理由で志願しました。
「娘が喜んでくれるかな(まだ食べられないけれど)」と想像しながら、一つひとつ丁寧に角を落としていく時間は、パパとしての愛情を再認識する静かで温かなひとときでした。ちなみに、飾り切りで出た切れ端も全て煮しめに入れました。「フードロス、フードロス♪」と言いながら、形は不揃いでも味は一緒。
ちなみに初めての割にはまだ綺麗に切れた?自分で自分を褒めときます
買い出しとコストのリアル:地域の恵みを最大限に
手作りを検討している方が最も気になるのは「準備の大変さ」と「実際の費用」ではないでしょうか。私たちは、地元の利を活かして、楽しく食材を揃えました。
鹿児島が誇るマンモススーパー「AZ」の存在
今回のメイン食材の調達先は、鹿児島県民にはお馴染みの、文字通り「何でも揃う」大型スーパー「AZ(エーゼット)」です。
ここに行けば、お祝い用の立派な鯛から日用品まで一箇所で揃います。地元のスーパーに当たり前にお祝い用の鯛が並んでいる光景も、改めて考えるとこの土地ならではの豊かさかもしれません。
旬の味を求めて、地元の物産館へ
野菜類は、より鮮度の高いものを求めて、近所の物産館をハシゴしました。
- 物産館での購入: 泥のついた新鮮な里芋、レンコン、そして煮しめの主役である人参。
- AZでの購入: 立派な鯛、しいたけ、その他諸々。
今回は霧島市にある、「よいやんせ」と「よこでーろ」で揃えました。旬の野菜をじっくり見る時間は、それだけで楽しいですね。
合計コストは「3,000円以内」
これだけ立派な食材を揃え、家族全員で囲めるほどのボリュームを用意しましたが、材料費の合計は3,000円にも満たない程度でした。市販のセットを注文すれば1万円前後、外食ならさらにかかることを考えると、自分たちで足を運び、旬の食材を選ぶことは、コストを抑えるだけでなく「納得感」という大きな付加価値を生んでくれました。
【段取り】「まったり」スケジュール
仕事と育児を両立させていると、行事の準備が「タスク」に感じてしまうこともあります。そうならないよう、今回は土日をフルに使った余裕のあるスケジュールを組みました。
土曜日:下ごしらえと、実家での「心の洗濯」
昼から買い出しに行き、そのまま実家へ。この日はガッツリ調理をするのではなく、人参の飾り切りなどの「下ごしらえ」を少しだけ済ませました。
あとは、父や母と娘を囲んでのんびりと雑談。実家の穏やかな時間の中で娘がじーじにあやされているのを眺める――。この「何もしない時間」こそが、翌日の本番に向けた最高の準備になりました。
日曜日:家族総出で、美味しい時間を紡ぐ
午前中からいよいよ本格的な調理開始です。
父が娘を見ていてくれるので、私たち夫婦も安心してキッチンに立つことができました。「ちょっと見てて!」と交代しながら、出汁の香りに包まれて料理を仕上げていく。
本当は大阪の義両親にもこの場にいてほしかったのですが、そこは文明の利器を活用。ビデオ通話や「みてね」へのアップロードで、リアルタイムに喜びを共有しました。
セレモニードレスが教えてくれた、娘の「力強い足跡」

今回のお食い初め。娘には退院の日に着ていたセレモニードレスを着せました。ドレスに袖を通すのは、今日でちょうど3回目。
- 1回目(退院の日): 服の中で体が泳いでしまうほど小さく、服に着られている感がたまりませんでした。
- 2回目(お宮参り): 少し顔つきがはっきりし、服との距離が縮まった頃。
- 3回目(今回のお食い初め):
あんなにブカブカだった袖や裾が、今では驚くほどぴったりになっていて驚きました。着こなす娘、最高です。
ブカブカだったはずの服を華麗に着こなし、無邪気に笑いまくる愛娘。可愛すぎて私はメロメロです笑。
服のサイズ感という目に見える変化を通して、娘の成長の重みをずっしりと感じました。100日前は抱っこするだけで緊張していた私も、今では煮しめを煮込みながら娘をあやす余裕ができている。ドレスがぴったりになった娘と同様に、私たち夫婦もまた、少しずつ「親」としての形が整ってきたのかもしれません。
🏠 まとめ:飾らない、今の我が家の「お祝い」
手作りのお食い初めを終えて、手作りは決して「苦労」や「節約」のための手段ではないなぁと改めて感じました。
地元のスーパーを回り、不器用ながら人参を花の形に切り、家族で交代しながら娘をあやす。その一連のまったりとした「過程」そのものが、生後100日の素晴らしいプレゼントになりました。
よく考えたら、こうして全力で抱っこして過ごせる時期なんて、人生のほんの一瞬。そう思うと、準備のドタバタも含めて「楽しまないと損だな」とさえ思えてきます(笑)。
豪華なホテルやセットメニューのような完璧な仕上がりではなかったかもしれないけれど。家族みんなで笑いながら作った煮しめや、自分たちで焼いた鯛の味は、大切な思い出になりました。
愛娘へ。
一生、美味しいものに困らず、健やかに育ってね。
ママとパパは、あなたが笑ってくれるだけで、それだけでお腹いっぱいです。
改めて、私たちの元に来てくれて、本当にありがとう。


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