🏠育児は「情報共有」が成否を分ける
新しい家族との日々。幸せに満ちた時間であると同時に、子育て世代にとって避けて通れないのが「情報の洪水」だなぁと思います。
ミルクのタイミング、睡眠の質、体調の微妙な変化……。これらを夫婦のどちらか一方だけが把握している状態は、肉体的にも精神的にも大きな負担を生みます。育児や家事はどちららかが「手伝う」ものではなく、夫婦が対等なパートナーとして、共に悩み、共に喜び、当たり前に行うべきものだと私は思っています。
しかし、現実は「さっき何時にミルク飲んだっけ?」「昨日の便の様子はどうだった?」といった口頭の確認だけで時間が過ぎ、些細な情報のズレがストレスに繋がることも少なくありません。
特に私は在宅ワークという環境にありますが、仕事に集中すべき時間と、全力で育児に向き合う時間の切り替えをスムーズにするためには、「情報の同期(シンクロ)」が不可欠でした。本記事では、私たち夫婦が実践している、定番アプリを「家族というチームの運営ツール」として我が家が使用している方法を具体的に公開します。
1. ぴよログ:夫婦の「脳」を一つにする最強の同期ツール
育児記録アプリとして不動の地位を築いている「ぴよログ」ですが、我が家ではこれを単なる「記録帳」とは考えていません。夫婦が離れた場所にいても、今子供がどんな状態で、次に何が必要かを瞬時に理解するための「共有データベース」です。
1-1. なぜ「排泄・食事・睡眠」の全記録が必要なのか
我が家では、排便、排尿、母乳やミルクの量と時間、さらには起床・就寝時刻、体温、体重まで、ほぼ全ての項目をリアルタイムで入力しています。
これには明確な理由が3つあります。
- 飲んでいる総量と間隔の可視化: 1日のトータル量を把握することで、発育状況を客観的に判断できます。
- ルーティンの把握: 排便のタイミングや睡眠のサイクルを把握することで、夫婦それぞれの家事や仕事のスケジュールが立てやすくなります。
- 「見えない不安」の解消: 記録があることで、「今日はずいぶん泣くけれど、お腹が空いているのか、それとも別の理由か」をデータに基づいて推測できます。
1-2. ツールの一元化:メモ機能が「煩雑さ」を救う
ここが最も重要なノウハウですが、「育児に関する全ての情報はぴよログのメモ欄に集約する」というルールを徹底しています。
例えば、通院時や助産師さんに聞きたいこと、あるいは「今日は少し飲み方が悪かった」「湿疹が少し気になった」といった些細な変化。これらを別のメモアプリやLINEで共有しようとすると、情報が分散してしまい、結局見返さなくなります。
- 実際の運用例:
- 「10:00 授乳。今日は少し左を嫌がる。姿勢が悪いかも?」
- 「次回の健診で、最近の便の色について質問する」
- 「15:00 予防接種後の経過良好。熱なし」
このように、「気づき」と「相談事項」をすべて同じタイムラインに並べることで、夫婦どちらが通院を担当しても、的確に状況を医師に伝えることができます。ツールを増やさないことが、継続の最大のコツです。

ツールを増やさないための私の具体的な設定方法も紹介しておきますね。ぴよログのメニュー>設定>「記録項目の並び替え」もしくは記録画面で記録項目を最後までスクロールして「並び替え」をタップしたらメモという項目を使いやすい位置へ移せます
1-3. 当事者意識を支える「即時入力」のルール
我が家には「どちらかがやる」という境界線はありません。「その時に対応した人間が、その場で入力する」。これが鉄則です。
在宅ワーク中の私が仕事の合間にミルクを担当したなら私が、妻が対応したなら妻が。これにより、相手に「さっきどうだった?」と聞く手間が省けます。仕事に集中している間も、スマホをちらっと見るだけで「あ、今はぐっすり寝ているんだな」と、妻に負担をかけずに状況を確認できる。この情報の非対称性をなくすことが、夫婦円満な育児の基盤となっています。
ただし授乳やミルクに関してはタイミングやどちらに次はするかは妻の体調や張り具合などいろいろな要因が絡んでくるので夫婦会議の結果、妻に決めてもらうようにしています。
2. みてね:遠方の家族を「チーム」に巻き込む

「みてね」は、単なる写真保存場所ではありません。離れて住む家族(我が家の場合は大阪のじーじ・ばーば)に、孫の成長をリアルタイムで届けるための「窓」です。
2-1. 親孝行を「自動化」する仕組み
核家族化が進む中で、遠方の親への報告は時に義務感になってしまうことがあります。しかし、みてねを使えば、日々の何気ない瞬間をアップするだけで、一括で共有が完了します。
- 役割分担なしの自由度: 良い写真が撮れたら、気づいた方がアップする。
- 心理的メリット: 大阪の家族はいつでも孫の顔が見られ、私たちは個別に送信する手間が省ける。お互いにとってストレスフリーな関係性が、アプリ一つで構築できます。
3. AlfredCamera(アルフレッドカメラ):無料版を使い倒す見守りの知恵

高価なベビーモニターを購入しなくても、手持ちのデバイスと無料アプリ「AlfredCamera」があれば、十分な見守り環境は作れます。ただし、そこには「無料版ならではの使いこなし」が必要です。
3-1. 在宅ワーク中の「見守り動線」を最大化する
私の仕事スタイルは、基本的にPCの前です。子どもが寝ている時間は、最も集中して作業を進めたい時間帯でもあります。
- 環境構築: 和室(寝室)にカメラ側のスマホを設置し、デスク上のデバイスで常時モニター。
- 使い分け: 起きているときは膝に抱っこして作業し、寝たらカメラで見守りつつキーボードを叩く。このスムーズな切り替えが、仕事の生産性と育児の安心感を両立させています。
3-2. 「5分で切れる」制約をポジティブに捉える
無料版AlfredCameraの最大の特徴は、5分ごとに接続が一度切れることです。一見不便に思えますが、我が家ではこれを逆手に取っています。
- 集中しすぎ防止のタイマー: 5分経って画面が暗くなることで、強制的に「子どもの様子を確認する」というスイッチが入ります。ボタン一つで継続できるため、この手間は「子どもの安全を確認するコスト」としては極めて安価です。
- 費用対効果の追求: 家づくりで細かな予算管理を経験した私たちにとって、この工夫だけで高機能モニターと同等の役割を果たせるのであれば、無料版で十分だという結論に至りました。
4. まとめ:育児は「データ」と「対話」のハイブリッド
アプリを使いこなすことで得られる最大のメリットは、「建設的な会話が増えること」に尽きます。
曖昧な記憶で「最近寝ないね」と不安になったり愚痴をこぼすのではなく、「昨日は夜10時まで起きていたから、今日は少し早めにお風呂に入れてリラックスさせてみようか」と、データに基づいた前向きな提案ができるようになります。
ちょっと言い方が小難しくなりましたが、要は「どちらか一方に負担や判断が偏らず、お互いが自然に考え、提案し合える状況」が我が家では作れました。
育休中の妻、在宅ワークの私。置かれた環境は違えど、目指すゴールは同じ「我が子の健やかな成長」です。ツールを活用して情報の煩雑さを削ぎ落とし、その分生まれた時間と心の余裕を、子どもへの愛情と夫婦の対話に充てる。それこそが、私たちが理想とする子育ての形です。


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