【夫婦出産レポ】促進剤、無痛分娩、そして土壇場の回旋異常。夫婦で乗り越えた48時間の全記録

促進剤・無痛分娩を経て土壇場で誕生した我が子の足の写真 生まれるまで

こんにちは。9月9日、妻のおかげで新米パパになることができました、かごパパです。

数日前、僕たち夫婦は、人生で最も長く、忘れられない48時間を体験しました。

この記事は、その全てをすぐ隣で見ていた、夫である僕の記録です。 しかし、実際に痛みと不安の全てと戦い抜いた妻と一緒に、当時のことを一つ一つ確かめ、彼女の言葉を借りながら、夫婦の物語として綴りました。

48時間の出産を乗り越えた後の妻と赤ちゃんの触れ合う手

壮絶な出産を乗り越えた今だからこそ伝えたい、夫婦の、そして家族の記録。 これから同じ道を歩む、誰かの心の光になればと願っています。


プロローグ:嵐の前の、穏やかすぎる一日(9月7日)

その日、僕は朝7時からの奉仕作業で草を刈り、帰宅して庭の芝生を刈り、シャワーを浴びて昼寝させてもらっていました。予定日を過ぎても、我が家には驚くほど穏やかな時間が流れていました。

夕方、妻の「気分転換に」という一言で、僕たちは1時間かけて鹿児島市内のイオンへ。外食を済ませ、車で今日を振り返りながら楽しかったねと笑って帰路についた、いつも通りのデートでした。

異変が起きたのは、日付が変わった深夜0時。 「少しずつ痛みが…でも、まだ寝れる」 それが、これから始まる48時間の、始まりの合図でした。


第一章:長い戦いの幕開け(9月8日)

朝、妻の痛みの間隔は明らかに短くなっていました。病院へ電話すると「来てください」とのこと。僕は急遽仕事を休み、義母と3人で病院へ向かいました。

子宮口は2cm。 「どうせ明日から入院予定だったので、前倒しで入院しましょう」 その一言で、私たちの長い戦いが始まりました。

しかし、状況は進まない。夕方にはバルーンで子宮口を5cmまで広げたものの、陣痛はまだ本格化しない。 「今夜はないと思う。明日に備えて帰った方がいい」 看護師さんの言葉に、僕と義母は一度帰宅することに。娘が心配で残りたい義母と、同じ気持ちの僕。後ろ髪を引かれる思いで病院を後にしました。


第二章:加速する痛みと、夫婦の決断(9月9日 14時半まで)

翌朝8時、病院の扉を開けると、そこには明らかに昨日とは違う表情の妻がいました。促進剤が始まり、痛みは10分間隔で、容赦なく妻を襲います。

僕と義母は、ただ妻の背中をさすり、呼吸を合わせ、いきみを逃がす手伝いをすることしかできません。 普段は穏やかな妻が、痛みから「もっと強く押して!」と叫ぶ。 「相当痛いんだな…本当に頑張ってくれて、ありがとう…」 心の中で、何度も繰り返しました。

しかし14時半の検診で、状況は一変します。 子宮口は5cmから進んでいない。産道が硬く、赤ちゃんは斜めを向き、へその緒が首に巻き付き、羊水も少ない。 「状態によっては、緊急での帝王切開も考えられます」 と・・・


第三章:土壇場の攻防、そして誕生の産声(9月9日 14時半〜爆誕)

先生の説明の直後、待合室で待つ僕たちの耳に、遠くから女性の悲鳴が聞こえました。 その声が、妻のものだと知ったのは、後のことです。

14:45、破水。

想像を絶する痛みに、妻は「無痛分娩に切り替えたい」と希望しました。 (後に先生から「このタイミングで切り替えていなかったら、帝王切開だった。最適の判断でした」と言われます)

麻酔で痛みは引いたものの、状況は変わらない。

16:30、子宮口全開。

しかし、赤ちゃんの向きはまだ変わらない。僕たちは、いつでも帝王切開ができるよう、手術室へと移動しました。

極限の緊張感の中、その時は訪れます。 「いける!」 看護師さんの声。なんと、土壇場で赤ちゃんが自力で旋回し、正しい向きを向いてくれたというのです。 「いける!?」という先生の問いに、「はいっ!!!!」と、手術室中に響き渡る、力強い妻の返事。あまりの声の大きさに手術室にいた先生や看護師の皆さまがびっくりしてました。

16:40、愛娘、爆誕。

50cm、2832g。小さな体で、しかし力強い産声。 その声を聞いた瞬間、涙が溢れて止まりませんでした。妻も、泣いていました。


エピローグ:はじめまして、我が子よ

手術室から部屋に戻り、改めて我が子と対面しました。元気に泣く、世界で一番可愛い我が子。 そして、赤ちゃんの隣で横になる、世界で一番偉大な妻。 「本当に、本当にお疲れ様」 その言葉しか、見つかりませんでした。

その後、先生から「子宮の戻りが遅い可能性」など、まだ少し不安な説明もありましたが、妻は驚異的な回復力を見せ、看護師さんに褒められてご満悦な様子。その姿を見て、僕は心の底から安堵しました。

促進剤投与中、陣痛室で妻と私がピースサインをする写真

まとめ

これが、僕たち夫婦の、そして家族の、始まりの48時間の全記録です。

今回、夫として出産に立ち会わせてもらって、難しい言葉は抜きにして、心の底から「立ち会えて良かった」と感じています。

陣痛の最中、僕にできることは本当にわずかでした。 でも、全てを乗り越えた後に、妻が言ってくれた「いてくれて良かったよ」という一言。

その言葉に、少しは僕も、この大仕事の役に立てたのかなと、救われたような気持ちになりました。

そして、最後に。 この48時間、僕の想像を絶する痛みと不安に、たった一人で向き合い、乗り越えてくれた妻には、感謝しかありません。 本当に、ありがとう。

この記事が、これから同じ道を歩む、誰かの心の光になれば幸いです。

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